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ギフテッド

峰の霞を言の葉に そんな術をば賜ひけり
原を前へと急かせども 藁のうちには近からず
されども霞が晴れたれば 空には輝星ぞ瞬いて
樹木豊かに繁らむ たとえ露知らずとも

バスと夜風

だれかがバスの 窓をあけ
するりと夜風が 舞い込んだ

冴えるあたまは 風のせい
澄んだ気持ちは 夜のせい

  

さんま

あきはふかまり むしはなき
くびとおなかが さむくなる

かぜはしっとり ほほをなで
きんもくせいが ここちよい

すこしむかしを おもいつつ
さんまをぱくり ほおばった

かもめ(小学生)

冬かもめ
パンを投げると
飛んでくる

よなかに

まくらを抱いて 眠るころ
ねこは丸まり ひげゆらす

明日はきっと いい天気
とぶとりつばめ えさはこぶ

変わらず今夜もふけて行く
道のたんぽぽ 空の月
 
 

光はすごい
どのように複雑な屈折を組み合わせた空間も
常に最小時間距離をとり
はじめからその道筋を知っていたかのように
1本の光で照らし出す


息子へ

息子よ
旅をするといい
旅には全てがつまっている
生まれ、泣き、立ち、歩き、笑い、死ぬ
出あい、泣き、立ち、歩き、笑い、別れる
腹が減れば飯をつくればいい
お前が死ぬのは悲しいが
お前の中でお前が死ぬのは大いに嬉しい
私はあなたの少し前で待つ


きょうにて

今日の日に
旅立つことを
笑くりて
次道ゆくことの
喜哀ぞ知りけり

京の日に
度立つことを
我繰りて
月満ちゆくことの
喜哀ぞ知りけり

旅するリフテッド

自転車こぐのが 好きなのは
まだ見ぬ景色へ 行けるから

大きなかばんが 好きなのは
まだ見ぬ場所での 家だから

懐中らいとが 好きなのは
まだ見ぬ夜でも 照らすから

びにるの上着が 好きなのは
まだ見ぬ雨を 撥くから

旅をするのが 好きなのは
まだ見ぬ誰かに 会えるから

本当は少し 旅は嫌いだ


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